[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立標準技術研究所(NIST)
元記事公開日:
2024/10/02
抄訳記事公開日:
2024/11/05

商務省、持続可能な半導体材料の開発に向けたAI技術の加速に最大1億ドルを投資

Biden-Harris Administration to Invest up to $100 Million to Accelerate R&D and AI Technologies for Sustainable Semiconductor Materials

本文:

(2024年10月2日付、国立標準技術研究所(National Institute of Standards and Technology: NIST)の標記発表の概要は以下のとおり)

本日、商務省(DOC)は、AIを活用した持続可能な半導体材料とプロセスの開発を実証するための公募を実施すると発表した。

米国の半導体産業が長期的に繁栄するためには、環境と地域社会を保護しつつ、材料と半導体チップを持続的に生産するための、革新的かつ競争力を持つ技術を開発する必要がある。このためDOCは、持続可能な半導体製造に関連したAI駆動型の自律型実験(AI/AE)について、大学主導かつ業界ニーズを取り込んだ共同開発に最大1億ドルを提供する予定である。

AI/AEは、材料の研究開発を促進する革新的なアプローチとして登場した。自動合成や特性評価ツールとAIプランナーとを組み合わせ、評価実験を新たに展開し、新材料の設計や材料データの取得を加速する。また、複数分野にまたがる連合的研究を可能にすることで、既存の研究大学、新興研究機関、産業界、国立研究所間の協働を促す。

今回の資金提供プログラムを通じ、DOCはマイクロエレクトロニクスの電力、性能、分野、そしてコストの改善を意識しながら、米国半導体業界の持続可能性を支援する。本公募は、新興研究機関を含む大学と、それらの卒業生による半導体開発エコシステムへの参加拡大も目指す。

[DW編集局]