（2024年10月3日付、商務省（Department of Commerce：DOC）の標記発表の概要は以下のとおり）

本日、レモンド商務長官とインドのゴヤル商工大臣は、米印商業対話の第6回閣僚級会合を開催し、2023年3月にインドのニューデリーで開催された第5回閣僚級会合以来の以下の進展を確認した。

▽半導体に関する覚書：米国半導体工業会と印電子半導体協会による、当面の産業機会を特定しながら、相補的な半導体エコシステムの長期的な発展を推進する準備は完了と評価
▽イノベーション・ハンドシェイク覚書：両国のスタートアップ・エコシステムの一層の緊密化と強化
▽米印エネルギー産業ネットワーク（EIN）：持続可能で安全なクリーンエネルギー市場の成長および環境ソリューションの採用の加速のため、12の米国企業の訪印と、米印戦略的クリーンエネルギーパートナーシップ（SCEP）閣僚会議への情報提供
▽繁栄のためのインド太平洋経済枠組み（IPEF）：IPEFサプライチェーン協定の下でのサプライチェーンの強靭性向上の進展と、半導体、化学品、およびバッテリーに焦点を当てた重要鉱物等の重要分野における優先的な協力へのコミットメント

会合では、他の共同の取り組みについても検討しつつ、今後の協力に関わる以下の優先事項を話し合った。

▽通商関係における優先政策であるサプライチェーンの強靭性の再確認 （本日、重要鉱物サプライチェーンの覚書に署名）
▽エネルギー安全保障、技術および持続可能性のためのイノベーションの加速
▽女性が経営する中小企業（SME）の支援
▽総領事館開設が予定されるバンガロールのスタートアップおよび中小企業向けのリソース（米国商務省の職員）の拡大
▽旅行と観光セクターにおける緊密な協力
▽医薬品の製造とサプライチェーンの能力強化

両首脳は、相互の信頼に基づいて、技術と貿易の新たな分野における協力を探求することに共通の関心を表明し、2025年に両国政府高官が主導する中間レビューを開催する意志を確認した。

[DW編集局]