[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
科学・イノベーション・技術省(DSIT)、Peter Kyle大臣
元記事公開日:
2024/10/08
抄訳記事公開日:
2024/11/07

新技術への一般市民のアクセスを加速させる規制イノベーション局(RIO)の創設

Game-changing tech to reach the public faster as dedicated new unit launched to curb red tape

本文:

(2024年10月8日付、科学・イノベーション・技術省(DSIT)、Peter Kyle大臣による標記発表の概要は以下のとおり)

科学・イノベーション・技術大臣は本日、新技術への一般市民のアクセスを加速するため、規制イノベーション局(Regulatory Innovation Office : RIO)をDSIT内に新たに立ち上げた。

RIOがイノベーションに対する官僚主義の負荷を軽減し経済成長を促進することにより、国民保健サービス(NHS)の治療の向上を図るAIや、英国全土に緊急物資を届けるドローンなどの新技術が、国民に早く行き届くようになる。様々な英国の急成長セクターで、新製品や新サービスを市場投入したい企業の負担が軽減されることが見込まれる。

RIOは、規制当局が規制を更新し、承認を迅速化し、さまざまな規制機関が円滑に連携できるように支援する。イノベーションに対する規制障壁について、政府に継続的に情報を提供し、規制当局が政府目標に沿った優先事項を設定し、それらの達成のために必要な能力を開発し、経済を成長できるよう支援する。また、10月14日に英国が主催する国際投資サミット(International Investment Summit)の準備にも貢献する。

RIO のミッションは、まずは国民生活に変化をもたらす急成長中の4つの技術領域(エンジニアリング生物学、宇宙、医療における人工知能利用とデジタル化、ネット接続型・自律型技術)の成長を支援し、その後、同局の展開に合わせて他の技術やセクターを支援していくことにある。

RIOを率いる局長については、現在公募が行われている。また、RIOは、既存の規制ホライズン委員会(Regulatory Horizons Council)および 規制機関先駆け基金(Regulators’ Pioneer Fund)の機能と協調していく予定である。

[DW編集局]