[本文]
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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 大統領府
- 元記事公開日:
- 2024/10/10
- 抄訳記事公開日:
- 2024/11/11
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第12回米・ASEAN首脳会議の結果概要
FACT SHEET: Delivering on Our Commitments, 12th U.S.-ASEAN Summit in Vientiane, Lao PDR
- 本文:
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(2024年10月10日付、大統領府の標記発表の概要は以下のとおり)
第12回米国・ASEAN首脳会議がラオスで開催された。バイデン政権は、ASEANとの関係を強化し、同地域に対する公約を実現するために尽力してきた。過去3年半の間、バイデン政権は米国とASEANの関係を包括的戦略的パートナーシップに格上げし、新たに5つの分野(保健、交通、女性の地位向上、環境と気候、エネルギー)における協力を制度化するとともに、外交、経済、技術、防衛における協力を深化させるなど、前例のない広がりと深みを追求してきた。
現在までに「ASEAN・米国行動計画(ASEAN-U.S. Plan of Action)2022-2025とその付属文書」における公約の98.37%を達成し、進展を遂げている。米国は、ASEAN主導のメカニズムを含め、ASEANと協力し、開かれた、包摂的で、透明性があり、強靭で、ルールに基づく地域構造を構築していく。
米国とASEANの包括的戦略的パートナーシップに基づく主な成果は以下のとおり。(訳注:一部を抜粋)
▽米国国際開発庁(USAID)は、米国・ASEAN地域開発協力協定を2029年まで延長し、新たな5年間のASEAN USAIDパートナーシップ・プログラムを開始できるようにした。
▽2024年8月、米国とASEANは保健分野における協力を正式なものとし、2年に1度の米国・ASEAN保健大臣対話を開始することに合意した。USAIDはまた、「米国・ASEAN空気感染防御プラットフォーム」を正式に立ち上げた。
▽米国はASEAN事務局を対象としたサイバーセキュリティ研修プログラムを開始し、ASEAN機関の基幹を担うパートナーのサイバーセキュリティに対する意識、知識、スキルを向上させる。
▽第3回米国・ASEAN環境・気候ハイレベル対話において、米国は、ASEAN加盟国のパリ協定に基づく貢献と実施を支援する、「米国・ASEAN気候ソリューション・ハブ」を発表した。
▽2023年12月、ワシントンDCに米国・ASEANセンターが設置された。同センターはすでに、ASEAN関連イベントを数多く開催しており、今後も積極的な活動を行う。
▽米国・ASEANスマートシティ・パートナーシップ(USASCP)は、未来の持続可能な都市の革新に取り組む際の重要なメカニズムであり、2018 年の開始以来、20を超えるプロジェクトに1,900万ドル以上を投資してきた。今後もUSASCPは、気候変動対策の加速や持続可能な都市サービスの推進など、急速な都市化に伴うさまざまな課題に取り組む。
▽米国の支援による「東南アジア若手リーダーシップ・イニシアチブ(YSEALI)」は、地域および世界の課題に対する協力を促進するため、東南アジア全域で若者のリーダーシップ能力を育成している。米国国務省は、2025年までにYSEALI学術・専門フェローシップへの参加者数を倍増させる計画を進めている。 [DW編集局]