[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
EU統計局(Eurostat)
元記事公開日:
2024/10/17
抄訳記事公開日:
2024/11/13

2022年に廃棄物回収量が増加

Growth in waste recovery in 2022

本文:

(2024年10月17日付、EU統計局(EUROSTAT)の標記発表の概要は以下のとおり)

2022年には、EUで約19億9,200万トンの廃棄物が処理され、うち61.4%を回収、38.6%が処分された。

処理された廃棄物の総量は2004年以降わずかに増加しただけ(+5%)であるが、回収された廃棄物の量は40.6%増加した(8億7,000万トンから12億2,300万トンに)。回収には、リサイクル、埋め戻し、エネルギー回収を伴う焼却が含まれる。処分対象となる廃棄物の量は、2004年の10億2,700万トンから2022年には7億6,900万トンとなり、25.1%減少した。

全体として、EU の廃棄物の 61.4% が回収作業で処理され、リサイクル(処理済み廃棄物全体の 40.8%)、埋め戻し(14.2%)、またはエネルギー回収(6.4%)が行われた。残りの38.6%は埋め立て(30.2%)、エネルギー回収なしで焼却(0.4%)、またはその他の方法で処分(8.0%)された。

EU諸国間では廃棄物処理方法の使用に関してかなりの違いが見られた。リサイクル率が最も高かったのはイタリアで85.6%、次いでベルギーとスロバキアがともに68.3%だった。対照的に、ルーマニア(93.8%)、ブルガリア(93.0%)、フィンランド(81.0%)では、埋め立てやその他の処分方法が主流であった。

[DW編集局]