[本文]

国・地域名:
韓国
元記事の言語:
韓国語
公開機関:
科学技術情報通信部(MSIT)
元記事公開日:
2024/10/11
抄訳記事公開日:
2024/11/14

AI強国とカーボンニュートラルの実現に向け学際的な人材を育成

“탄녹위·교육부·과기정통부, 인공지능(AI) 강국 도약 및 탄소중립 실현을 위한 융합인재 양성에 힘을 모은다!”

本文:

(2024年10月11日付、科学技術情報通信部の標記発表の概要は以下のとおり)

韓国政府は2024年9月26日に「国家AI委員会」を設立し、「2027年までに人工知能(AI)上位3国に躍進し、2030年までにAI人材20万人を育成する」という目標を表明した。さらに、グリーン成長を基礎とするカーボンニュートラルの実現に向け、AIやデジタル技術を活用する多様な政策を実施してきた。
例えば、2023年11月の2050カーボンニュートラル・グリーン成長委員会全体会議において「デジタル転換によるカーボンニュートラル促進」を発表し、全産業部門での炭素削減とデジタル部門の高効率化・低電力化、エコデジタル構造構築に向けて取り組んできた。そして、2024年4月に「AI基盤エコデジタル転換学術会議」を開催し、AIがカーボンニュートラルを加速させうる方法について、産学界の専門研究者が集まり議論を行った。
そして本日、カーボンニュートラル・グリーン成長委員会、教育部、科学技術情報通信部は「AIと環境の学際的人材育成強化のための学術会議」を開催した。

同学術会議では、まずソウル大学ジャン・ビョンタクAI研究院長が、AI技術によりカーボンニュートラルを実現するための学際的人材の育成方法をテーマに基調講演を行った。続けて、カーボンニュートラル・グリーン成長のためのAI人材の育成や新技術の役割と学際的融合など、多様なテーマで産業界と学界の専門研究者が発表を行い、活発な議論が行われた。発表者らは、産業で活用されるAIの類型と産業イノベーションのためのAI活用策を報告した。そして、AI基盤カーボンニュートラル建築物の空間制御やバッテリー製造工場などの事例を通じて、エコデジタル転換のためのAI技術の活用と、学際的人材の重要性について強調した。また、気候適応型都市や基盤施設の構築など、さまざまな気候技術の研究開発事例を報告し、AI適用の際にデータ解釈や模擬実験を効率化することができる学際的人材の育成策を提言した。そして、AI基盤の多様な気候技術を開発し、これを政策と連携させる学際的人材の育成の必要性についても論じた。さらに、カーボンニュートラル実現のために、政策、技術、金融など多様な分野の緊密な協力が必要であることを要望し、工学、経済学、政策学などの学際的研究と学際的人材の必要性を提言した。そして、学際的人材の供給元と需要先の適正な連携のために、産・学・官の協力の必要性について意見の一致を見た。

政府は、同学術会議で提案された主な意見に基づき、AI基盤のカーボンニュートラルな技術開発と学際的人材の育成を支援する具体的な方針を策定することを目指す。そして、全省庁デジタル・カーボンニュートラル総括協議会や官民協議会などで引き続き協議していく。

[DW編集局]