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- 国・地域名:
- 韓国
- 元記事の言語:
- 韓国語
- 公開機関:
- 科学技術情報通信部(MSIT)
- 元記事公開日:
- 2024/10/18
- 抄訳記事公開日:
- 2024/11/14
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AI安全研究所設立計画およびクラウドコンピューティング基本計画の決定
인공지능 안전에 대한 국제 연대를 주도할 ‘인공지능 안전연구소’ 11월 출범 인공지능 시대를 여는 새로운 인터넷 기반 자원 공유(클라우드) 전략 제시
- 本文:
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(2024年10月18日付、科学技術情報通信部の標記発表の概要は以下のとおり)
科学技術情報通信部は、10月18日に第17回情報通信戦略委員会を開催した。同委員会では、クラウドコンピューティングの今後3年間の方針を示した「第4次クラウドコンピューティング基本計画」を決定した。また、「大韓民国デジタル戦略」の実績を検討し、今後の方針を協議した。そして、「AI安全研究所」の設立と運営計画を共有し、意見をまとめた。
「第4次クラウドコンピューティング基本計画」の主な内容は次のとおりである。第1に、国民が実感しやすい分野へのAIとクラウドを全面的に導入することで、イノベーション事例を大幅に拡大していく。第2に、クラウド競争力の向上を目指し、クラウド上流と下流双方の中心産業を集中的に支援するとともに、有望企業中心、集中的支援、世界進出の3つの方針に沿って政府の支援政策を設計しなおす。第3に、クラウド産業構造の活性化のため、民間投資を促すとともに民間主導の産業構造へと転換していく。また、AIデータセンター産業の振興と戦略的国際協力関係の構築を図る。
2022年9月に決定された「大韓民国デジタル戦略」に基づいて、現在まで政府26機関が200余りのプロジェクトを推進中である。特にデジタル資源の活用基盤を構築することを目標として、開発期間を平均4.5か月短縮し、開発費用を年平均0.3億ウォン削減するという成果を達成した。また、デジタル分野の中核人材を育成するために新技術分野の大学院が設立され、ソフトウェア中心大学が拡充された。韓国型デジタル訓練教育も拡大、推進している。また、文化、医療、製造、農林、畜産業など、全産業分野にデジタル技術を拡げる努力も引き続き推進している。
このような活動と成果を持続させるため、今回「デジタル戦略2025年実行計画」が作成された。主要推進課題として、まず大型事業が本格的に開始される。また、新技術大学院が運営され、デジタル時代に即した人材が育成される。そして、デジタル転換需要が高い市場を中心にデジタル輸出開拓派遣団が派遣され、韓国デジタル企業の海外進出が支援される。さらに、デジタル技術を国民の実生活に活用するためのプロジェクトが重点的に実施される。例えば政府の医療データ中継オンライン体制プラットホームに接続する上級総合病院の拡大、AIデジタル教科書の導入、利用可能な公共サービスの事前通知サービスなどである。
「AI安全研究所」は、韓国電子通信研究院所属の研究所組織として新設され、AI安全に関する政策、評価、技術の3研究室で構成・運営される。研究所の主要3大業務は、AIの安全についての科学的理解の増進、AI安全政策の高度化および安全制度の確立、韓国AI企業の安全確保の支援である。そのために、主にAIのリスク定義と安全評価、AI安全政策の研究、AI安全のための内外協力の推進、AIの安全確保のための研究開発などを進める。開所は11月の予定であり、11月20日に米国で開催される「国際AI安全研究所ネットワーク」への参加を手始めに本格的に業務を開始する。
[DW編集局]