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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 中国科学技術部事務室、中国財政部事務室
- 元記事公開日:
- 2024/10/14
- 抄訳記事公開日:
- 2024/11/14
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中国科学技術部など「大学および研究機関の研究施設公開と共同評価結果の公表」
科技部办公厅 财政部办公厅关于发布2024年中央级高校和科研院所等单位重大科研基础设施和大型科研仪器开放共享评价考核结果的通知
- 本文:
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「国家重大科学研究基礎施設および大型科学研究機器の社会に向けた開放に関する国務院の意見」などに基づき、科学技術部、財政部は大学および研究機関の研究施設、機器の共用性の評価を実施した。
一.基本的な状況
344の研究機関と企業で、取得原価が50万元(約1,050万円)以上の研究機器の4.9万台と、研究施設80か所を審査した。
研究機器の年間平均稼働時間は1511時間、年間平均対外サービス時間は256時間だった。研究施設の共用性の状況は比較的良好で、国の重大科学研究任務をサポートし、産業の技術イノベーションを推進し、国家の重大戦略と国民経済の発展に対して成果を上げている。二.審査結果
中国科学院生物物理研究所等の50の機関と企業の管理制度は基準に合致し、研究機器の運用と使用効率は高く、対外共用性の成果も明らかで、優秀だった。重慶大学等の100の機関と企業の管理制度は比較的健全で、良好だった。中国農業科学院農業資源・農業区画研究所等の189の機関と企業は、共用性の基本的要求に達し、合格だった。北京中医薬大学等の5つの機関と企業は比較的劣って意識も低く、関連制度が健全でなく、研究機器の重複購入、非効率的な使用、遊休や浪費等の問題があり、審査結果は「やや劣る」であった。
審査結果が優秀、良好であった機関と企業は表彰され、補助金が支給される。審査結果がやや劣る機関や企業に対しては、1年を限度として是正が求められ、改善しなかった機関には、機器の購入経費が審査を経て削減される。審査結果が連続2回「やや劣る」機関や企業は、主管部門が共用性の低い研究機器を他の研究機関などに割り当てる。関係部門は、「中華人民共和国科学技術進歩法」などに従い、所属する大学および研究機関を監督および指導する。研究施設の建設と機器の購入の管理強化、運用および共用性を規範化し、科学技術資源の効率を高めなければならない。
※なお、審査結果のリスト(中国語)は下記参照。
2024年中央级高校和科研院所等单位重大科研基础设施和大型科研仪器开放共享评价考核结果 [DW編集局]