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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
- 元記事公開日:
- 2024/10/15
- 抄訳記事公開日:
- 2024/11/18
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量子コンピュータを従来のスーパーコンピュータ環境に組み込む
Stark-Watzinger: Ein wichtiger Schritt in Richtung industrietauglicher Quantencomputer
- 本文:
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(2024年10月15日付、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)の標記発表の概要は以下のとおり)
量子コンピュータと高性能コンピュータの組み合わせは、バッテリーの研究、複雑な生産プロセスの最適化、さらには基礎研究においても、重要な進歩を約束する。この道のりの重要な一歩として、BMBFが助成するプロジェクト「エクサスケール・ハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)のための欧州量子コンピューティング」(Euro-Q-Exa)における量子コンピュータの調達契約が、本日調印された。
このプロジェクトでは、ミュンヘンの近郊のガルヒングにあるライプニッツ・コンピューティング・センター(LRZ)で、最先端の量子コンピュータを2段階で組み込む。早ければ2025年に、高性能コンピューティング環境で、量子コンピューティングの特別な機能をテストできる予定である。
シュタルク=ヴァッツインガー(Bettina Stark-Watzinger)BMBF大臣は次のように述べた。「Euro-Q-Exにおける量子コンピュータの調達契約の調印は、量子コンピューティングにおける基礎研究から産業応用への接続を成功させるための道を開くもので、量子コンピュータと従来のスーパーコンピュータの適切な組み合わせは、実装の鍵となる。Euro-Q-Exは、産業、医療、気候研究、安全なデータの処理など、差し迫った社会課題に対するソリューションに手が届くようにするものである」。このプロジェクトでは、現在量子コンピュータの主要な技術の1つである超電導回路にも焦点を当てている。
[DW編集局]