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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 科学・イノベーション・技術省(DSIT)
- 元記事公開日:
- 2024/10/11
- 抄訳記事公開日:
- 2024/11/21
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“Fibre in Water”プロジェクトの評価
- 本文:
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(2024年10月11日付、科学・イノベーション・技術省(DSIT)の標記報告の概要は以下のとおり)
Fibre in Water(FiW)は、DSITが主導し、環境・食糧・農村地域省(DEFRA) と内閣府が支援する公開競争に基づくプロジェクトであり、飲料水本管を介して高度なブロードバンドやモバイル・サービスの提供を試行するものである。財務省のアウトカム共有基金(Shared Outcomes Fund)から最大400万ポンドの研究開発資金の配分が行われた。
プロジェクトは、Telecoms and Water combined Operationコンソーシアムによって、2022年1月から2023年9月にかけて実施された。フェーズ1では技術的解決策が探求され、法律・安全・規制に関する知識を向上させ、コストと商業モデルについて理解を深めたが、中間評価でフェーズ2には進まないことが決定された。
また地理空間委員会(Geospatial Commission)によって、National Underground Asset Registerのユースケースの可能性を研究する付随的なプロジェクトも実施された。
Frazer Nash社がDSITの委託を受けて、プロセス評価を実施し、このプロジェクトの達成状況を評価したところ、主な結果としては以下が得られた。
・全体を通じて、プロジェクトの実施と意思決定は効果的であった。しかしコンソーシアムの採択決定後も、技術プロバイダとコンソーシアムとの間に正式な関係がなかったことは関係者間のコミュニケーションを阻害した可能性がある。
・関連のコスト、規制による要求、技術を適用することによって商業的効果が確かな地域について理解が進んだ。
・必要となる技術ソリューションに対する規制上の認可が不十分であり、フェーズ1まででのプロジェクト終了は妥当な判断であったと考えられる。 [DW編集局]