[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
カールスルーエ工科大学(KIT)
元記事公開日:
2024/10/21
抄訳記事公開日:
2024/11/25

バーデン・ヴュルテンベルク州科学・研究・芸術省がディープテックハブを支援

Start-up-Szene : Förderung des DeepTechHub

本文:

(2024年10月21日付、カールスルーエ工科大学(KIT)の標記発表の概要は以下のとおり)

バーデン・ヴュルテンベルク州科学・研究・芸術省(MWK)は同州の大学における起業文化を一層向上させるため6か所のいわゆるINSPIRE BW ハブを支援する。その中にはカールスルーエ工科大学(KIT)が主導するディープテックハブも含まれる。このイニシアチブでは、地域の大学が関係者のネットワークを構築し、共同の起業活動を支援することで、南西ドイツ地方を際立たせたいと考えている。MWKはディープテックハブに対して最大195万ユーロを支援する。

「この支援はKITにとって大成功である。起業者への支援を強化し、それにより起業家的思考の文化を持続的に強化していこうという目標を裏付けるものである。」とKITの副学長で技術移転・国際関係担当のヒルト教授(Prof. Thomas Hirth)は語る。「いくつもの拠点をおくことで、提携している大学の成果を起業家に移転させ、学際的なスタートアップ企業を展開し、リソースをプールすることができる。」と続ける。

「大学における起業家支援の継続的・体系的な改善が緊急に必要である。」とKITの起業・出資・インキュベーション部局長のノイマン氏(Thomas Neumann)は語る。関係者は、ディープテックハブ内で、起業家支援についての情報交換を強化したいと考えている。どのような手順、様式、デジタルツールが起業家支援に最適なのかを共同で調査する計画が持ち上がっている。

「起業家支援の役割分担を目指している。その意味は、各機関が起業家を支援するために特定の任務を担うことです。そうすることで、手持ちの資源を最も効果的な方法でプールすることができる。」とノイマン氏は語る。担当する任務としては、ブートキャンプや起業家コース、研究成果の移転契約の支援などがある。「KITでの起業家創出に加えて、アイデアを成功するスタートアップに転換するための第2のコースをつくる。」とノイマン氏は続ける。

この活動はINSPIRE BW Hubsにおいて専門的に組織化され、すべてのネットワークパートナーと協力して実装される。ハイデルベルグ総合大学、マンハイム総合大学、マンハイム大学、カールスルーエ大学、プフォルツハイム大学、ハイルブロン大学も参加する。MWKはディープテックハブに対する支援を2028年12月31日まで行う。

[DW編集局]