[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2024/10/22
抄訳記事公開日:
2024/11/25

50年にわたるインドとの科学技術協力

50 Jahre wissenschaftlich-technologische Zusammenarbeit mit Indien

本文:

(2024年10月22日付、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)の標記発表の概要は以下のとおり)

1974年にドイツとインドは、技術進歩を共同で推進するための協定に署名した。50周年の記念行事の一環としてシュタルク・ヴァッツインガー(Bettina Stark-Watzinger)BMBF大臣が今回インドを訪問した。

科学技術と教育の交流は、伝統的にインドとの2国間関係の中心的なものであった。インドは、研究と最先端技術の分野で、急速な発展を遂げており、グローバルな企業の研究、イノベーション、および開発拠点としての地位を長い間確立してきた。従ってドイツとインドの目標は、戦略的パートナーシップを支える柱として、科学技術協力を着実に拡大することである。「インド・ドイツ科学技術センター(IGSTC)」は、科学技術を着実に前進させる上で重要な貢献をしている。

インドとドイツの研究協力は、近年、その範囲と重要性が大幅に増加している。その顕著な例がダルムシュタットにある反陽子・イオン研究のための国際加速器センター(FAIR)での協力である。ハンブルクの「ドイツ電子シンクロトロン(DESY)」研究センターでの協力も非常に成功した戦略的なパートナーシップと見なされる。

50周年記念行事とインド・ドイツ政府間協議の一環として、BMBF大臣は、インドのシン(Jitendra Singh)科学技術大臣、チャウダリー(Jayant Chaudhary)技能開発・起業大臣と会談した。政府間協議の一環として、先端材料分野における研究協力や職業訓練における協力に関する協定が調印され、ドイツとインドの研究機関間で多数の協定が交わされた。

さらにBMBF大臣は、「経済安全保障:世界経済はどのように地政学的変化に対処すべきか?」というパネルディスカッションに参加した。地政学的状況の変化が、経済、企業、研究と科学、研究の安全保障におけるグローバルな協力に及ぼす影響と、BMBFの立場から、アジアとの協力への影響について検討した。

[DW編集局]