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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 科学・イノベーション・技術省(DSIT)、保健福祉省、内務省、Peter Kyle大臣
- 元記事公開日:
- 2024/10/24
- 抄訳記事公開日:
- 2024/11/26
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公共サービスを改善し、英国経済を100億ポンド押し上げる新規データ法案
New data laws unveiled to improve public services and boost UK economy by £10 billion
- 本文:
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(2024年10月24日付、科学・イノベーション・技術省、保健福祉省、内務省、Peter Kyle大臣の標記発表の概要は以下のとおり)
10月23日に、データの巨大な力を活用して英国経済を100億ポンド押し上げ、警察や国民保健サービス(NHS)スタッフの労働時間を解放する新規法案が議会に提出された。この「データ利用およびアクセス法案(The Data Use and Access Bill)」は、国の財政に負担をかけることなく、公共の利益のためにデータを安全かつ効果的に利用することを可能にする。この措置は、首相が掲げる英国再建の5つのミッションのうち「経済成長の促進」、「安全な街を取り戻す」、「未来に適合したNHSの構築」の3つを実現する上で中心的なものとなる。
法案で実現する主な対策には、警察官の年間150万時間の稼働時間を解放し、警察官が事務に煩わされることなく犯罪対応に集中できるようにするため、警察官に対する官僚主義を排除することなどが含まれる。また、NHSの最前線のスタッフがより情報に基づいた判断をより迅速に下すことができるように、NHS全体で患者のデータ転送を簡単にできるようにすることも含まれる。
この法案による措置に基づいたデータの有効活用により、オンラインでの信頼できる本人確認方法を利用することで、アパートを借りたり仕事を始めたりといった重要な作業も簡素化される。出生や死亡の電子登録も可能となり、国民や企業は不必要な事務処理をすることなく生活を続けることができる。
個人データがどのように使用されているかを追跡および監視するための重要な安全対策は引き続き実施され、患者と犯罪被害者に安心をもたらす。NHSのITシステムは最高水準のセキュリティで運用されており、すべての組織はデータの安全かつ合法的な保管と使用を確保するためのガバナンス体制を整えている。 [DW編集局]