[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2024/10/22
抄訳記事公開日:
2024/11/28

BMBF:ウクライナとの科学技術協力に関する協定に署名

Stark-Watzinger unterzeichnet Abkommen zur Wissenschaftlich-Technologischen Zusammenarbeit in Kyjiw

本文:

(2024年10月22日付、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)の標記発表の概要は以下のとおり)

シュタルク=ヴァッツインガー(Bettina Stark-Watzinger)BMBF大臣は、2度目のウクライナ訪問で、科学技術協力に関する2国間協定に署名した。大臣は次のように説明した。「我々はウクライナと連帯し続ける。ウクライナの未来に賭けているからこそ、本日ウクライナのリソヴィイ(Oksen Lisovyi)外務大臣と、科学と研究に関する協定に署名した。30年に亘る両国間の科学技術協力の信頼関係を基礎としている」

BMBF大臣はさらに続けた。「ウクライナの再建には、優秀な科学者とウクライナの人々のための教育の展望が必要である。そのためにサポートをさらに拡大する。その目標は、ドイツ・ウクライナ共同卓越研究拠点と「復興のための研究」という新たな助成によって、科学的潜在力と研究協力を強化することである。2025年からは、ドイツとウクライナの大学ネットワークの設立も支援される予定である」

ドイツとウクライナの大学ネットワークは、2025年の7月に設立され、2029年までに2,400万ユーロの資金が提供される。BMBFは、ドイツ学術交流協会(DAAD)のプログラム「ウクライナ有時のデジタル化による学術研究成功の確保」により、ウクライナの大学での教育の維持も支援する。

ドイツ・ウクライナ共同卓越研究拠点は、リヴィウ、キーウ、ハリコフにあり、医学、量子技術、材料研究、歴史の基礎研究に取り組んでいる。2028年までに、それぞれ最大250万ユーロが融資される。共同卓越研究拠点には、ウクライナの科学システムの再建と改革のためのさらなる資金提供措置が用意されており、その中には、上述した「復興のための研究」プログラムも含まれている。

BMBF大臣には、高位の科学代表団が同行した。その参加者は、マックスプランク協会の会長であるクラマー(Patric Cramer)教授、ドイツ国家科学アカデミー・レオポルディーナの会長であるハウグ(Gerald Haug)教授、他3名である。

[DW編集局]