[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立標準技術研究所(NIST)
元記事公開日:
2024/10/30
抄訳記事公開日:
2024/12/02

商務省、持続可能な半導体材料の開発に向けたAI技術の加速に、1億ドルの公募を開始

Biden-Harris Administration Opens $100 million Competition to Accelerate R&D and AI Technologies for Sustainable Semiconductor Materials

本文:

(2024年10月30日付、国立標準技術研究所(National Institute of Standards and Technology: NIST)の標記発表の概要は以下のとおり)

本日、バイデン政権は、最先端の人工知能(AI)と自律型実験(AE)技術を駆使した次世代半導体製造に対する公募を発表した。

半導体業界は、マイクロエレクトロニクス部品とシステムのライフサイクル全体にわたって、環境的に持続可能な解決策を推進することに力を入れている。本投資は、産業界と協働した大学ベースの研究開発を通じて、業界ニーズを満たす新たな持続可能な半導体材料とプロセスが5年以内に設計され、業界での試験に採用されることを目指す。同時に、米国の半導体研究開発エコシステムに参加する大学、研究者、卒業生の数を増やし、半導体製造の持続可能性向上を支援する。

今回公募を行う「迅速かつ産業界に根ざした持続可能な半導体材料とプロセスのためのCHIPS AI/AE(CARISSMA)」プログラムでは、個別のプロジェクトに約2,000万ドル~4,000万ドル、合計で最大約1億ドルを助成する見込みである。これには、AI活用の自律型実験(AI/AE)に豊富な経験を持つ大学やその他の研究機関、半導体業界パートナー、新興研究機関、そして環境の持続可能性または人間の健康と安全に焦点を当てている市民社会組織のチームが、参加者として期待されている。

AI/AEは、自動合成および特性評価ツールとAI「プランナー」を組み合わせて次の実験計画を決定することで、新材料の設計と材料データの取得を大幅に加速する。また、複数の場所にわたる連合的研究を可能にすることで、既存の研究大学、新興研究機関、産業界、国立研究所間の協働を生み出す。

[DW編集局]