[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
科学技術政策局(OSTP)
元記事公開日:
2024/11/12
抄訳記事公開日:
2024/12/03

大統領府科学技術政策局、海洋CO2除去研究の国家戦略を公表

White House Office of Science and Technology Policy Releases National Marine Carbon Dioxide Removal Research Strategy

本文:

(2024年11月12日付、大統領府科学技術政策局(Office of Science and Technology Policy:OSTP)の標記発表の概要は以下のとおり)

本日、OSTPは、気候危機への対処に役立つ可能性のある革新的技術として、海洋CO2除去の利点、リスク、およびトレードオフに関する研究を進めるための国家戦略を公表した。海洋CO2除去は、海洋プロセスにおいて大気中から海洋が吸収するCO2の量を増加させる方法であるが、それが安全かつ効果的な気候ツールであるかどうかの見極めにはさらなる研究が必要である。

OSTP気候・環境担当副局長であるジェーン・ルブチェンコ氏は次のように述べている。「気候変動の影響がコミュニティや生態系に壊滅的な打撃をもたらす中で、海洋CO2除去などの新技術は、気候危機と戦うためのツールとなり得る。ただし、この技術を安全かつ効果的に使用できるかどうかを知るには、さらに研究が必要である。今回の戦略は、イノベーションを進め、連邦政府、他セクターおよびコミュニティ間の研究協力を促進することで、海洋CO2除去が機能し、安全で責任ある方法で実行可能かどうかをよりよく理解し、評価するものである。」

この戦略は、「海洋気候行動計画」の主要な目標に対応するものであり、プロセスのすべての段階を通じてコミュニティと連携しつつ、連邦政府の研究活動を導き、研究者に対する規制プロセスを明確にするための推奨事項を提供する。

[DW編集局]