[本文]
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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
- 元記事公開日:
- 2024/11/01
- 抄訳記事公開日:
- 2024/12/05
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地球環境変動に関する諮問委員会のメンバーを任命
- 本文:
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(2024年11月1日付、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)の標記発表の概要は以下のとおり)
シュタルク=ヴァッツインガー(Bettina Stark-Watzinger)BMBF大臣とレムケ(Steffi Lemke)連邦環境大臣は、本日、ドイツ地球環境変動・学術諮問委員会(WBGU)の9期目のメンバーを任命した。WBGUは、独立した科学諮問機関として、1992年に設立され、連邦政府に対して、地球規模の環境変化に関する政策提言、すなわち地球環境および開発問題とその影響を分析し、それらを解決するための行動と研究のための提言を提出することを任務とする。
BMBF大臣は次のように述べた。「研究とイノベーションによってのみ、時代のグローバルな課題に応えることができる。関連する変化には、学際的かつ科学的なサポートが必要である。様々な分野からの協力によってのみ、包括的な全体像を示すことが出来る。今後WBGUが教育問題により焦点を当てることもうれしく思う。」
連邦環境大臣は次のように述べた。「大きな生態系の脅威と地政学的な課題に直面する時代に生きている。このような時代には、事実と知識に基づいた政策が絶対に必要である。気候危機、種の絶滅、環境汚染という三重の危機が、生活のあらゆる分野に影響を与えていることを考えると、生命、政治、市民社会、ビジネス、および科学は協力する必要がある。政治には学際的で統合された視点を持つ科学的かつ専門的な知識が必要である。WBGUには今後4年間、統合的な見解を分析と報告書という形で提供を求める。」
今回6人のメンバーが再任され、3人が新任された。再任は、ドレーヴェス(Jörg Drewes)ミュンヘン工科大学教授(環境工学)他5名、新任はボン(Aletta Bonn)イエナ大学教授(生物学)他2名。
両大臣は第8期WBGUメンバーの献身的な活動に感謝の意を表した。特に環境と健康、生物多様性、水のトピックに関する基礎的な作業は、重要な意思決定のための知識を生み出してくれた。第8期WBGUの最後の主要報告書は、「加熱された世界の水」である。
[DW編集局]