（2024年11月12日付、EU統計局（Eurostat）の標記発表の概要は以下のとおり）

2023年にEUに輸入された希土類元素（REE+）は合計1万8,300トン、金額は1億2,360万ユーロで、2022年と比較して量で0.5%、金額で15.2%の減少となった。

同時に、EUからは5,600トンの希土類元素、1億230万ユーロ相当が輸出され、2022年と比較して量では18.7%、金額では27.8%減少した。

希土類元素は、供給リスクが高く経済的にも重要な17種類の特殊金属のグループであり、さまざまなハイテク用途に使用されている。

輸入される希土類元素の平均価格は1キログラムあたり6.8ユーロで、2022年より14.8%低下し、輸出価格は希土類元素1キログラムあたり18.4ユーロで、11.2%の低下となった。

中国は希土類元素の最大の輸入相手国で、輸入総重量の39.0％にあたる7,100トンを占めた。次いでマレーシアが輸入量の33.1%にあたる6,100トン、ロシアが輸入量の22.0%にあたる4,000トンを占めた。

[DW編集局]