[本文]
-
- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 欧州委員会(EC)
- 元記事公開日:
- 2024/11/15
- 抄訳記事公開日:
- 2024/12/13
-
欧州委員会科学顧問がワンヘルス・ガバナンスの強化方法を提言
Commission’s science advisors recommend ways of strengthening One Health governance in the EU
- 本文:
-
(2024年11月15日付、欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり)
人間、動物、環境の健康は相互に関連していることを認識したアプローチであるワンヘルスに関する研究、イノベーション、教育へのさらなる支援、およびこの領域におけるEU政策の一貫性を高めるために部門の垣根を取り払うこと。これは、欧州委員会の科学的助言メカニズム(SAM)がこのほど発表したもので、「EUにおけるワンヘルス・ガバナンス」を構成する独立した政策提言の一部である。
主席科学顧問の提言には次の事項が含まれる。
▽ワンヘルスの統一定義がEUレベルで採択され、この領域における今後のすべての施策の基礎として使用されることで、EUがこの分野のリーダーとしての地位を確立する。
▽部門の垣根を取り払い、EU、国家、地域レベルでの調整を促進することで、効果的なワンヘルス・ガバナンスが構築される。
▽ワンヘルスに関連するEU政策の全体的な一貫性を強化する。
▽教育、トレーニング、知識共有への支援が強化されることで、ワンヘルスメッセージの理解が広がる。
▽ワンヘルスに関する研究・イノベーションへの支援を拡大する。
▽ワンヘルスの脅威に関連する予防措置、監視、リスク評価を改善する。この提言に拘束力はないが、生物多様性や気候から感染症や抗菌薬耐性まで、さまざまな分野におけるワンヘルスに関する欧州委員会の総合戦略に反映される可能性がある。
[DW編集局]