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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 科学・イノベーション・技術省(DSIT)、エネルギー安全保障・ネットゼロ省(DESNZ)、Feryal Clark議員
- 元記事公開日:
- 2024/11/19
- 抄訳記事公開日:
- 2024/12/16
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AIイノベーターが英国のクリーンエネルギーの未来を牽引
AI innovators to fuel UK’s clean energy future as new competition launches
- 本文:
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(2024年11月19日付、科学・イノベーション・技術省(DSIT)、エネルギー安全保障・ネットゼロ省(DESNZ)、およびFeryal Clark議員からの標記発表の概要は以下のとおり)
英国政府は、新たなクリーンエネルギー・システムを実現するためにAIなどの技術の活用を推進しており、このたび「マンチェスター賞」の第2ラウンドが開始された。これにより、英国を拠点とするイノベーター、研究者、新興企業、起業家のチームが、英国のエネルギー網を脱炭素化し、エネルギー安全保障を強化する解決策を開発するための資金を申請できる。
申請期間は今後8週間にわたり、英国にある組織と提携していれば世界中からのコンペ参加も可能である。想定される提案には、風力発電所や太陽光発電所による発電量を増やすための新手段、AIを活用した家庭や企業のエネルギー効率の向上、将来のエネルギー需要急増のより的確な把握、等が含まれる。
このたびの発表はアゼルバイジャンで開催中のCOP29に併せてなされた。気候変動対応における技術の活用は、COP29のアジェンダの主要部分を占め、新たな気候変動対策におけるAIの役割についても議論の対象となっている。
マンチェスター賞は、DSITによって2023年12月に開始され、Challenge Worksと提携して実施される。これは、英国が、社会の最大の共通課題に対処するAIイノベーションを支援するという10年にわたる取り組みであり、第1ラウンド(来年4月に終了予定)では、エネルギー、環境、インフラの領域に重点が置かれていた。
「クリーンエネルギー・システムのためのAI」に重点を置く第2ラウンドでは、英国政府は最大10人のイノベーターに10万ポンドの資金支援を行う。来年にはこれらのファイナリストを1人の優勝者に絞り込み、さらなる支援に100万ポンドの賞金を確保する予定である。 [DW編集局]