[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
大統領府
元記事公開日:
2024/11/19
抄訳記事公開日:
2024/12/16

ブラジルと米国、エネルギー転換のための新しいクリーンエネルギー産業パートナーシップを確立

New Brazil-U.S. Partnership for the Energy Transition

本文:

(2024年11月19日付、大統領府の標記発表の概要は以下のとおり)

ブラジルと米国は、パリ協定の1.5℃目標に向けてクリーンエネルギーへの転換を推進しながら経済成長と雇用創出を実現するという目標を共有している。この目標は、以下の両国の公共政策取り組みとも一致している。
◇ブラジルは、バイオエコノミーの脱炭素化と、エネルギー安全保障など、産業能力とサプライチェーンの強化を目指す「ノヴァ・インドゥストリア」と呼ぶ開発政策を開始した。同時に、ブラジルにはエコロジカル変化プログラム、未来燃料プログラム、エネルギー転換のための国家計画(PLANTE)、国家水素プログラム(PNH2)などの政策がある。
◇米国は、超党派インフラ法やインフレ削減法などの法律を施行するが、それらは、クリーンエネルギー・サプライチェーンを多様化し、クリーン発電やクリーンエネルギー技術製造を加速させるインセンティブが含まれている。
ブラジルと米国による新パートナーシップは、官民両セクターの補完性を活用し、クリーンな産業発展に関する二国間協力を強化する。それは、以下の3つの柱に重点を置いている。
1. 風力、太陽光、水力、および他のバイオ資源など、クリーンエネルギーの生産と展開
2. 太陽光や風力の部品、長期エネルギー貯蔵電池、ゼロ排出または低排出ガスの車両や部品の製造など、クリーンエネルギー技術サプライチェーンの開発
3. 製造業や産業部門の脱炭素化に向けた取り組みの推進によるグリーン工業化
本パートナーシップは、米国とブラジルの諸機関間の既存協力関係を高め、調整することを意図しており、これには、両国のエネルギーフォーラム、気候パートナーシップ、気候およびクリーン技術計画、CEOフォーラム、クリーンエネルギー産業対話、気候変動ワーキンググループ、そして戦略的鉱物対話が含まれる。

[DW編集局]