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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ヘルムホルツ協会(HGF)
- 元記事公開日:
- 2024/11/15
- 抄訳記事公開日:
- 2024/12/19
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国家研究データインフラストラクチャー専門家委員会の活動
- 本文:
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(2024年11月15日付、ヘルムホルツ協会(HGF)の標記発表の概要は以下のとおり)
ブルーネ(Prof. Sascha Brune)ポツダム大学教授は、10月1日から国家研究データインフラストラクチャー(NFDI)の専門家委員会のメンバーとなった。専門家委員会はNFDIに対して、増加する研究データの索引付け、保存、およびアクセスの最適化を助言している。ブルーネ教授は、ドイツ研究振興会(DFG)の合同委員会によって選出され、任期は4年である。ドイツ地球科学研究センター(GFZ)のセクション2.5「地球力学モデリング」の責任者として、またボツダム大学の教授として、専門知識を提供し、HGFの利益を代表している。専門家委員会は、様々な研究分野の優れた科学者27名と多様な専門的経験を持つ政治家2名によって構成されている。
◇NFDIの背景:NFDIの目的は、データ管理の基準を設定し、増大するデータストックが体系的にアクセスされ、長期保存されることで、科学や社会が利用しやすくなるようにすることである。
NFDIは現在、基本的なサービス、横断的なタスクのための5つのセクション、および独自のイニシアチブで行動する26のコンソーシアムで構成されている。
合同科学会議(GWK)は、コンソーシアムの財政支援を決定する。また、連邦政府と州政府が科学振興のための共同プログラムを協議し決定する。NFDIコンソーシアムは、10年間にわたり、年間最大9.000万ユーロを受け取る。
◇専門家委員会の任務:ブルーネ教授がメンバーとなった専門家委員会は、コンソーシアムに関するGWKへの資金調達勧告を起草している。専門家委員会の主な任務は、専門科学分野、情報技術および内容の構成関連の評価に基づいて、コンソーシアムの資金申請を評価することである。
2020年、2021年、2022年の3回のNFDI資金調達ラウンドで資金提供を受けたコンソーシアムの見直しの準備が、現在進められている。また連邦政府と州政府がNFDIの設立と推進のために講じた措置が2028年に期限切れとなるため、今後のNFDIの進路の検討も重要な課題となっている。
[DW編集局]