[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦経済・気候保護省(BMWK)
元記事公開日:
2024/11/19
抄訳記事公開日:
2024/12/20

国際気候保護イニシアチブが「2024年アイデア・コンペティションを」開催

COP29: Bundesregierung sucht internationale Vorreiterprojekte für Biodiversitäts- und KlimaschutzInternationale Klimaschutzinitiative startet Ideenwettbewerb 2024

本文:

(2024年11月19日付、ドイツ連邦経済・気候保護省(BMWK)、およびドイツ連邦外務省(AA)他の標記共同発表の概要は以下のとおり)

バクーで開催された世界気候変動会議において、BMWK、AA, 連邦環境・自然保護・原子力安全・消費者保護省(BMUV)は、国際気候保護イニシアチブ(IKI)のテーマ別公募2024を発表した。その目的は、パートナー国が温室効果ガスの排出を削減、気候変動の影響に適応し、自然の炭素吸収源を強化し、生物多様性を保護することである。IKIは、BMUVおよびAAと緊密に協力し、2022年からBMWKによって実施されている。

ハーベック(Robert Habeck)BMWK大臣は次のように述べた。「IKIの主な目的は、近代的で、気候にやさしく、信頼性の高いインフラと将来性を見据えたビジネスモデルへ民間投資を呼び込むものでなければならない」

レムケ(Steffi Lemke)BMUV大臣は次のように述べた。「IKIは、自然を基盤としたソリューションが、種の絶滅との闘い、気候危機への適応、温室効果ガスの削減に多大な効果をもたらすことを示している。莫大な投資が必要とされることを考慮すると、これは経済的にも賢明である」。ベアボック(Annalena Baerbock)AA大臣は次のように述べた。「IKIを通して、今年は特に気候危機の影響を大きく受けているアフリカの地域において、パートナー国を支援するために、気候適応と平和構築対策を組み合わせた革新的なプロジェクトのアイデアを支持している」

今回初めて産業界を巻き込むことで民間資本を呼び込み、気候保護のため資金調達競争となった。
IKIと3つの省の主要なテーマは以下の通りである。
1) 第6条(パリ協定)の実施に向けた協力的なアプローチの促進:CO2削減活動と民間資本の呼び込み(BMWK)
2) 建築物のエネルギー効率対策を拡大するためのビジネスモデル(同上)
3) 気候にやさしい交通を目指す(同上)
4) エネルギー集約型産業の脱炭素化に向けた革新的な資金調達ソリューションのスケーリングの検討(同上)
5) 原生林の持続可能な保護と半自然林の再生のための、革新的な資金調達モデルとプログラムの開発と実施(BMUV)
6) 生物多様性と気候保護のための重要な湿地の保護、持続可能な管理、回復(同上)
7) ブルーカーボンからブルーバリューへ:沿岸海洋エコ生態系サービスへの地域主導型アプローチ(同上)
8) 南米の脆弱な流域の保護による気候レジリエンスの向上(同上)
9) 紛争予防と平和維持のための気候レジリエンスの強化(AA)。

[DW編集局]