高等教育・研究省は11日、2023年のフランス国内の研究開発費総額（実質ベース）のGDP（国内総生産）比が2.19%となり、前年の2.22%から低下したことを明らかにした。

　同日付で同省が発表した統計資料「MESR-SIES」2024-07号によると、その前年、2022年のフランス国内の研究開発費総額（実質ベース）は、21年比2.6%増の589億ユーロで、企業では前年比3.5%増、公的部門で同0.9%増だった。また同年の企業や公的機関で研究開発活動に携わる人は50万1,400人（FTE換算）。そして同年の国内の研究開発費総額のGDP比は2.22%だった。

　そして2023年は、国内の研究開発費総額は617億ユーロで、実質的には前年比0.5%減となった。一方で同年のGDPが前年比で0.9%増えたことにより、GDPに占める国内研究開発費総額の比率が2.22%から2.19%に落ちることとなった。

[DW編集局]