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- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 欧州委員会(EC)
- 元記事公開日:
- 2024/11/27
- 抄訳記事公開日:
- 2024/12/24
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Erasmus+年次報告書、2023年に130万人に国外での学習機会提供
- 本文:
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(2024年11月27日付、欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり)
このほど発表された2023年Erasmus+年次報告書では、社会的包摂性、グリーンおよびデジタルへの移行、EUの価値観の推進に重点を置き、生涯学習と協力を支援するプログラムの成果が紹介されている。
2023年の総予算は前年比12.5%増の45億ユーロ超で、Erasmus+は8万4,500以上の組織が関与する約3万2,000件のプロジェクトを支援した。本プログラムの学習モビリティ施策により、130万人以上の学生、学習者、教授、教師、トレーナー、青少年指導者、スポーツコーチ、若者に機会が提供された。
Erasmus+は、1987年の開始以来、2023年末までに1,510万人に国外での学習、研修、就労、ボランティア活動の機会を提供した。
Erasmus+は包摂性と多様性を優先し、さまざまな年齢層や多様な文化的、社会的、経済的背景を持つ人々に、効果的に手を差し伸べてきた。小規模な組織にとってよりアクセスしやすくなり、機会の少ない人々にとっては、より包摂的になることで、プログラムの質が向上し、すべての人に平等な機会を保証するという点で進歩した。2023年には、Erasmus+の参加者のうち20万人以上が、移民や障害者、または遠隔地に住んでいる、あるいは社会経済的困難に直面しているEU市民など、機会の少ない人々だった。
デジタル教育行動計画に沿って、このプログラムは、欧州の教育訓練システムのデジタル変革への道を継続して切り開いてきた。2023年には、教育訓練のあらゆる分野の若者や教職員など3万1,890人がモビリティ活動に参加し、デジタルスキルを習得するための訓練活動に参加した。
[DW編集局]