（2024年11月29日付、欧州委員会（EC）の標記発表の概要は以下のとおり）

海草養殖、プラスチック廃棄物の除去、生物多様性の回復、循環型経済に共通するものは何か。これらはすべて、EUの研究・イノベーション枠組みプログラムであるHorizon Europeの5つのミッションのうちの1つであるEUミッション「海洋・水域の復元」の推進に重要な役割を果たしている。漁業コミュニティから港湾地区や島嶼地域まで、19件のプロジェクトが各分野のトップクラスの専門家から技術支援を受け始めている。さまざまな海域のコミュニティが、自らのプロジェクトの拡大やさらなる発展にこの技術支援を役立てる。

採択されたプロジェクトは、本ミッションの実施、特にミッションの展開および拡大の段階において重要な役割を果たすことが期待される。具体的には、選定された19件のプロジェクトのうち、14件はミッションの第一の目的（生物多様性の保全と回復）、7件は第二の目的（汚染の防止と排除）、12件は第三の目的（持続可能なブルーエコノミー）に焦点を当てており、複数の目的に同時に取り組んでいるものもあり、その複雑さを浮き彫りにしている。

これらのプロジェクトでは、EU11か国の行政機関、非政府組織、民間関係者が、潜在的なリスクを軽減、より良い成果を達成し、リソースを効果的に使用して、革新的なソリューションの導入を成功させる方法を学ぶことになる。助成には、実現可能性調査、ビジネスモデルの開発、資金調達戦略の策定、規制分析の実施などが含まれる。

[DW編集局]