（2024年11月21日付、ドイツ連邦経済・気候保護省（BMWK）の標記発表の概要は以下のとおり）

BMWKは、科学分野の女性創業者へのスタートアップ資金提供を継続する。そのために、EXIST-Women プログラム・シリーズは、2023/2024年のパイロット・ラウンドの大成功の後も継続される。EXIST-Womenは、EXIST（卓越した科学分野の創業者）の一部である。ドイツにおける女性創業者の割合は、最近再び減少し、19％弱に留まっている。

ドイツ航空宇宙産業連邦政府コーディネータ兼、BMWKデジタル経済スタートアップ担当委員であるクリストマン（Anna Christmann）氏は次のように述べた：「女性のポテンシャルを最大限に引き出し、会社設立前の段階で、特にアイデアの発見と開発、チーム形成、助成やファンディングの機会の探索などを支援することで、イノベーティブなスタートアップ企業の経営責任者や株主として、より多くの女性がドイツを前進させることが出来るよう鼓舞したいと考えている」。

EXIST-Womenプログラム・シリーズには、イベント、カウンセリング、サポートサービスの他、将来性のある女性創業者のための財政的補助金が含まれている。スタートアップ・ネットワークが女性創業者のためのアドバイザリーサービスを設立している、または設定を計画しており、女性創業者と奨学金受給契約を締結したいと考えている大学・研究機関が対象である。2023年夏からの試験段階では、110の大学が参加し、約1,100人の女性が参加するなど大きな成功を収めている。

BMWKは、資金援助プログラム「EXIST-Startups from Science」により、科学界からのスピンオフの数を増やし質を高め、大学や大学外研究機関におけるスタートアップ環境の改善に長く貢献してきた。今後EXIST-Womenは、欧州社会基金プラス（ESF Plus）の共同出資を受ける予定である。資金は全てのテーマと技術領域に開かれている。

[DW編集局]