[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
競争力評議会(COC)
元記事公開日:
2024/12/03
抄訳記事公開日:
2025/01/06

競争力評議会、米国イノベーションの10倍加速を目指す政策提言を発表

Council on Competitiveness Releases Policy “Call to Action” at the 2024 National Competitiveness Forum

本文:

(2024年12月3日付、競争力評議会 (Council on Competitiveness: COC)による表記発表の概要は以下のとおり)

COCは同評議会が立ち上げた「イノベーションおよび競争力フロンティアに関する全米委員会」による政策提言を発表した。これは次期の政権と議会に対し、米国の生産性と繁栄を向上させるための優先事項を提示するものである。

この政策提言は「次の経済における競争:混乱と断絶の時代のイノベーション(Competing in the Next Economy: Innovating in the Age of Disruption and Discontinuity)」と題する報告書の一部で、米国のイノベーションを10倍とするための取り組みを掲げており、以下の3項目で構成されている。

1. 米国の生産性、国家安全保障、繁栄を促進させるための7つの「10倍」の柱:
柱1: 技術的革命と戦略地政学的課題の時代に向けた国家戦略ビジョンの刷新
柱2: イノベーションのための競争力あるビジネス環境の展開
柱3: 米国のグローバルリーダーシップの発揮
柱4: エネルギーの充足、安全保障、持続可能性の拡大
柱5: 技術の開発と展開のスピードおよび規模の加速
柱6: 熟練労働者の強化
柱7: イノベーションの場づくりと協働ネットワークの拡大

2.米国イノベーション加速のための7つの提言:
 法人税率を21%以下に設定し、2027年までに政府負債をGDPの3.7%に削減する
 米国の政府研究開発投資をGDPの2%にまで増加させる
 技術展開と国内製造を大幅に加速するため、規制を撤廃し、インセンティブを創出する
 エネルギーの充足、安全保障、持続可能性を達成するために、先進的な原子力エネルギー・ムーンショットを立ち上げる
 AIに関する超党派の委員会を設置し、飛躍的な技術の融合を主導する
 地域のイノベーションエコシステムを構築し、科学技術人材のパイプラインを拡大する
 米国の技術ステートクラフトを推進

3.実行可能な55の提言リスト:COCの「10倍」ビジョンに沿って、ステークホルダーが一丸となって変革を推進するためのロードマップを提供

[DW編集局]