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- 国・地域名:
- フランス
- 元記事の言語:
- フランス語
- 公開機関:
- 高等教育・研究省(MESR)
- 元記事公開日:
- 2024/12/04
- 抄訳記事公開日:
- 2025/01/10
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教育実践におけるAIミッションの立ち上げ
Lancement de la mission sur l’intelligence artificielle dans les pratiques pédagogiques
- 本文:
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(2024年12月4日付、高等教育・研究省(MESR)の標記発表の概要は以下のとおり)
パトリック・エゼルMESR大臣(当時)は12月4日、政府が11月19日に公表したロードマップでのコミットメントに従って、公立高等教育機関における人工知能(AI)に特化したミッションを正式に立ち上げた。
近年、一般市民が利用できる生成AIツールが登場し、教育や評価の方法に混乱を来たしている。そのため高等教育における教育実践、教師の役割、および学習内容を見直す必要が生じている。
ラーニング・プラネット研究所のフランソワ・タッデイ(François Taddei)所長とAIデータ(DataIA)研究所のフレデリック・パスカル(Frédéric Pascal)所長に委ねられたこのミッションには、以下の目的がある。
▽AIが教育方法と学習方法に与える影響の評価
▽さまざまな分野に適応した統合フレームワークの提案
▽スキル開発に役立つ研修ニーズの特定
▽AI時代におけるスキルの評価方法および認証方法の提案
▽高等教育においてAIに関わる主権を確保するための倫理的および規制的枠組みの定義
▽国内外の教師や学生を含めすべての高等教育関係者によるAIの使用に関わる研究の基本的方向の提案ミッションに関する書簡で、エゼル大臣は「AIは今や学校や大学で現実のものとなっている。このミッションは、AIの優れた実践方法と一般的な使用方法を定義することにより、高等教育の教師が参照できるようにすることである。目的はAIを知識の伝達に確実に役立てることである」と表明している。
[DW編集局]