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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 国家科学技術会議(NSTC)
- 元記事公開日:
- 2024/12/19
- 抄訳記事公開日:
- 2025/01/14
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「連邦政府の持続可能な化学戦略計画」の公表
- 本文:
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(2024年12月19日付、国家科学技術会議(National Science and Technology Council:NSTC)の標記発表の概要は以下のとおり)
2021年国防権限法(NDAA)に基づき、大統領府科学技術政策局(OSTP)は「環境・イノベーション・公衆衛生に関する合同小委員会(JEEP)」の下に、持続可能な化学に関する連邦研究の戦略計画を策定することを主目的とする「持続可能な化学戦略チーム(SC ST)」を設立した。OSTPとSC STは、パブコメ等を踏まえ「持続可能な化学戦略計画」を策定して、報告書として取りまとめた。
本計画では、以下の4つの戦略的目標を定め、それを達成するための目標やタスクを設定されている。
① 未来のソリューションに向けた、より持続可能な化学の発見
② 持続可能な化学の発見から商業化への支援、構築、橋渡し
③ 企業および地方政府における持続可能な化学の導入と成長の促進
④ 持続可能な化学のための21世紀型連邦政府サービスの創造これらの戦略的目標には、その個別目的とタスクが概説されている。さらに、持続可能な化学への連邦投資、循環型経済、データ共有と人工知能(AI)モデル、環境正義(EJ)と公平性、教育と地域社会の関与という5つの横断的テーマが設定されている。これらの戦略的目標、課題、個別目的、横断的テーマを推進することで、各機関が新しい化学物質と化学プロセスの発見と設計を促進し、より持続可能な化学物質とプロセスの実施を奨励し、持続可能な化学法則を意思決定と政策に取り入れることで、重複を減らし、効率を高める機会を特定することができるようになる。
なお、本計画の目標と影響は数十年に及ぶ可能性があるため、本計画は柔軟性を持たせており、NDAA制定から10年後にSC STが終了するまで、3年ごとに再検討、評価、連邦議会への報告を行う。
[DW編集局]