[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
大統領府
元記事公開日:
2024/10/29
抄訳記事公開日:
2025/01/15

クリーンエネルギーのグリッド統合を加速するAI と高度なソフトウェアソリューション

Readout of White House Discussion on AI and Advanced Software Solutions to Accelerate Clean Energy Grid Integration

本文:

(2024年10月29日付、大統領府の標記発表の概要は以下のとおり)

本日、大統領府の「AIデータセンターのインフラに関する省庁間タスクフォース」は、電力会社、グリッド事業者、およびその他の利害関係者から専門家を招集し、AIを含む高度なコンピューティングおよびソフトウェアソリューションにより、クリーンエネルギーのグリッド統合を加速するための方策について検討した。

「相互接続キュ-(interconnection queues)」で待機中のグリッドに電力を供給するためのプロジェクトのバックログに対処することで、グリッドへの供給電源を増大させる現在の取り組みと、新たなコンピューティング・ソリューションが最大の効果を発揮できる状況、そしてこれらの機会を生かすための戦略が議論された。

エネルギー省(DOE)は、グリッド事業者がより迅速に申請書を評価できるよう、AIを利用してクリーンエネルギーのプロジェクト開発者の申請書作成を支援するプログラムを発表した。

またDOEは、送電事業者とグリッド事業者が、断片化されているデータ管理システムを、より迅速な相互接続が可能な、標準化されたクラウドベースのソフトウェアソリューションに転換することを支援する。

さらに参加者は、その新規の相互接続イニシアチブである 「e-Xchangeプログラム(i2X)」の一部として公表されたDOEの新しい取り組みについて討議し、より簡素で、より迅速、より公平な相互接続プロセスを実施するための推奨ソリューションを示したロードマップと、利害関係者が参加する機会を強調した。

バイデン政権の「米国への投資」アジェンダは、全米でクリーンエネルギー発電への数千億ドルの投資を加速させた。約2,600ギガワットの発電容量とバッテリー蓄電容量の申請がグリッドへの接続待ちの状態にあり、グリッド事業者による接続の調査から承認までのプロセス加速によって、クリーンエネルギーをより迅速に利用できるようになる。

[DW編集局]