[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立科学財団(NSF)
元記事公開日:
2024/10/11
抄訳記事公開日:
2025/01/16

NSF、独SPRINDと協力覚書を締結

NSF and Germany's Federal Agency for Disruptive Innovation join forces to accelerate innovations

本文:

(2024年10月11日付、国立科学財団(National Science Foundation:NSF)の標記発表の概要は以下のとおり)

NSFは、重要技術分野における画期的なイノベーションの加速に向け、技術・イノベーション・パートナーシップ局(TIP)を通じてドイツの飛躍的イノベーション機構(SPRIND)と提携すると発表した。

TIPとSPRINDの代表者が、ライプツィヒで催されたSPRIND創立5周年記念イベントにおいて覚書(MOU)を交わし、国際的な橋渡し研究(translational research)の選定と実施に向けた協力を進めることに合意した。
NSFとSPRINDは「SPRINDチャレンジ」モデルを活用し、従来とは異なるアプローチで重大な社会問題を解決し、発見を具体的な応用や製品に転換することを目指す。本パートナーシップは、長年にわたるNSFとドイツとの協力関係に新側面をもたらすとともに、研究と人材育成を推進する上でTIPが果たす役割の実例を示すものである。
SPRINDは、2019年12月にドイツ連邦政府によって立ち上げられた。資金提供の新しい方法を開拓し、画期的イノベーションを生み出し商業的に成功したチームを支援することを目的としており、これは多くの点で、米国の「半導体・科学法」に定められたTIPの使命と共通している。
「SPRINDチャレンジ」は、参加チームに迅速な資金提供を行い、重要な社会的・技術的課題に対するソリューションの開発を競い合わせるコンペティションである。2021年以降、SPRINDはライフサイエンス、コンピューティング、クリーン技術など様々な分野で9つのコンペティションを立ち上げた。NSFとSPRINDは、米欧双方のイノベーション・エコシステムに利益をもたらすために、同チャレンジのプロセスを応用していく。

[DW編集局]