[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2024/11/28
抄訳記事公開日:
2025/01/17

ドイツ未来賞2024:スマートLED技術の研究

Verleihung des Deutschen Zukunftspreises 2024

本文:

(2024年11月28日付、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)の標記発表の概要は以下のとおり)

昨日、ベルリンでシュタインマイヤー(Frank-Walter Steinmeier)連邦大統領から、賞金25万ユーロの「ドイツ未来賞―技術と革新のための連邦大統領賞」が授与された。マルム(Dr. Norwin von Malm)氏、グレッチュ(Stefan Grötsch)氏、オッパーマン(Dr. Hermann Oppermann)氏が率いるチームが、スマート発光ダイオード(LED)技術の研究で評価され、表彰された。この研究により、より小型で、より効率的で、より精密に作動するヘッドライトの開発が可能となり、道路交通の安全性と快適性の向上に貢献する。

この未来賞の開発の基礎は、BMBFの共同プロジェクト「μ-AFS:新たなアダプティブヘッドライトシステム用インテリジェント光源としての集積マイクロ構造LED」で開発されたものである。BMBFは、フラウンホーファー・信頼性・マイクロインンテグレーション研究所(IZM)とOSRAM Opto Semiconductors(現ams OSRAM)社のリーダーシップの下、2013年から2016年にかけて約700万ユーロを投じて、このプロジェクトを支援してきた。

「ドイツ未来賞」は、ドイツで最も重要なイノベーション賞と見なされ、1997年以来連邦大統領によって、価値創造、雇用、社会的課題の克服に貢献する優れたイノベーションを称えるために授与されてきた。BMBFは、「ドイツ未来賞」のスポンサーの1つであり、評議委員会に代表を出席させている。BMBFは、候補者を推薦する資格のある合計19の機関の1つとして、毎年、本賞に革新的なアイデアを提出している。科学と産業界の専門家から成る独立した専門家委員会が、複数段階の選考プロセスを経て、すべての提案の中から、優勝チームまたはプロジェクトを選んでいる。BMBFは、長年にわたり、ドイツ未来賞の事務局に毎年約10万ユーロの資金を提供してきた。

[DW編集局]