（2024年12月23日付、欧州委員会（EC）の標記発表の概要は以下のとおり）

欧州委員会はこのほど、復興・強靭化ファシリティ（RRF）に基づき、チェコ、ドイツ、イタリア、ポルトガル、ルーマニアに対し、融資と補助金を合わせて総額268億ユーロの支出を行った。RRFに基づいた支出総額は、現在3,000億ユーロを超えている。この画期的な数字は、EU加盟国全体で実施されている変革的改革と投資規模を反映しており、グリーン移行とデジタル移行を加速するとともに、EU全体の強靭性を強化している。

チェコは、事前融資を差し引いた15億ユーロの補助金と2億ユーロの融資を受け、チェコ復興・強靭化計画に割り当てられた92億ユーロのうち、総額43億9,000万ユーロを受け取っている。

ドイツは、事前融資を差し引いた補助金135億ユーロを受け、現在までに、ドイツ復興・強靭化計画に割り当てられた303億ユーロのうち、総額197億5,000万ユーロを受け取っている。

イタリアは、事前融資を差し引いた69億ユーロの融資と18億ユーロの補助金を拠出された。これまでに、イタリア復興・強靭化計画に割り当てられた1,944億ユーロのうち、総額1,222億ユーロを受け取っている。

ポルトガルは、事前融資を差し引いた16億5,000万ユーロの補助金と12億5,000万ユーロの融資を受け、ポルトガルの復興・強靭化計画に割り当てられた222億ユーロのうち、合計113億9,000万ユーロを受け取っている。

事前融資を差し引いた3,705万ユーロをルーマニアに支出、その復興・強靭化計画に割り当てられた285億3,000万ユーロのうち、合計94億ユーロが支出されている。

[DW編集局]