[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
英国研究・イノベーション機構(UKRI)
元記事公開日:
2024/12/13
抄訳記事公開日:
2025/01/24

UKRIが新たな研究データ・ポリシーの枠組みを検討

UKRI developing new research data policy framework

本文:

(2024年12月13日付、英国研究・イノベーション機構(UKRI)の標記発表の概要は以下のとおり)

UKRI全体に係る新しい研究データ・ポリシーの枠組みの策定が、各研究会議、Research England、Innovate UKによって共同で進められている。これにより、UKRIの研究ファンディングから生じる研究データに対する期待と指針が更新され、合理化される。これには、研究データ管理計画に関する指針や、データの検索、アクセス、相互運用、再利用を可能にするための指針(FAIR データ原則)が含まれ、最新の技術進歩も考慮される。
UKRIは2025年春に新たなポリシーのドラフトを公開し、意見を求める予定である。

■ 統合的アプローチ
新しいポリシーの枠組みは、データ管理計画に関する指針等、データの共有と管理に関する UKRI の政策と指針を更新し、必要に応じて調整し、効率化する。
この統合的なアプローチにより、実施される研究の種類と、研究によって生成または使用されるデータに関する優れた実践を促進することを基盤として、UKRIの各々の会議別および会議全体のファンディングにわたって、よりシンプルで一貫性のある政策がもたらされる。
これにより、次のような関連するUKRI の優先事項との整合性が向上する。
・オープンな研究文化を推進する
・多様なスキルと人材を支援し、認知する
・責任ある・信頼できる研究・イノベーションを促進する

■ データに対するUKRIの幅広い投資を支援
新たなUKRIのポリシーの策定は、たとえば以下に示すような、研究データ、デジタルスキル、人材、インフラへのUKRIの幅広い投資にも沿ったものである。
・UKRIのデジタル研究インフラ・プログラム
・欧州オープンサイエンス・クラウド(EOSC)への新たなメンバー参画
・政府の英国国立データ・ライブラリの開発への情報提供

[DW編集局]