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- 国・地域名:
- 韓国
- 元記事の言語:
- 韓国語
- 公開機関:
- 科学技術情報通信部(MSIT)
- 元記事公開日:
- 2024/12/06
- 抄訳記事公開日:
- 2025/01/28
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地域別戦略拠点センター指定で国際協力を強化
- 本文:
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(2024年12月6日付、科学技術情報通信部の標記発表の概要は以下のとおり)
科学技術情報通信部は、12月6日に国家科学技術諮問会議に属する国際研究開発特別委員会の第4回会議を開催した。同委員会は、国際研究開発政策の総合的な調整および戦略の高度化、その体系的な運営と管理などについて、全省庁を統括する役割を果たす。第4回会議で協議された主な内容は次のとおりである。
まず、「国際研究開発推進方針」(2023年11月)と「科学技術国際協力総合戦略」(2024年6月)の実施状況が確認された。また、「ボストン・コリアプロジェクト」(先端バイオ)、「米韓海藻類バイオマス生産システム技術開発」(環境)、「韓国型水素還元製鉄用鉄鉱石最適化技術開発」(鉄鋼)、「Net-Zero Korea推進課題」(水素・CCUS)という四つの事業の実施状況と今後の計画が点検された。
次に、科学技術情報通信部の「国際研究開発戦略拠点センター運営策」が審議・決定された。これに基づき、国際研究開発支援に特化した拠点センターが8か所(北米と南米4か所、ヨーロッパ2か所、アジア2か所)指定される。これを現在運営中の海外センターの中に集積化し再整備して、さらに組織の効率化を図る。同センターは科学技術および情報通信技術の国際協力の中心的役割を果たし、来年にはヨーロッパに国際研究開発サポート窓口を試験的に開設する。また、産業部は「国際研究開発戦略拠点センター」を中心として現地協力環境を整備し、全サイクルで国際協力を支援していく。
そして、国家戦略技術の12大戦略技術のうち8分野(半導体、ディスプレイ、次世代通信、サイバー・セキュリティ、次世代原子力、先端ロボット・製造、宇宙航空・海洋、先端移動手段)と、17大炭素中立技術のうち8分野(エネルギー統合システム、ゼロエネルギー建築、炭素中立船舶、エコカー、鉄鋼、石油化学、産業一般、環境)について、国際研究開発戦略マップが決定された。同戦略マップは、各分野の技術水準上位10か国余りを選定した国際技術水準マップと、協力対象の候補国と地域について、技術タイプ別に協力方針を提示した協力戦略マップの、2段階から構成される。今回作成された16分野と合わせ、計26分野の戦略マップの作成が完了した。
[DW編集局]