[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
欧州委員会(EC)
元記事公開日:
2025/01/08
抄訳記事公開日:
2025/01/29

欧州委員会が世界最大・最強の地上ガンマ線観測施設の建設を推進

Commission facilitates the world’s largest and most powerful ground-based gamma-ray observatory, revolutionising our understanding of the universe

本文:

(2025年1月8日付、欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり)

欧州委員会はこのほど、チェレンコフ望遠鏡アレイ観測所欧州研究インフラ・コンソーシアム(CTAO ERIC)を設立した。このコンソーシアムは、世界の天体粒子物理学における重要なマイルストーンとなる世界最大かつ最も強力な地上ガンマ線観測施設を建設・運用する。

この先駆的な施設は、宇宙に対する我々の理解に革命をもたらし、今後数十年にわたって画期的な科学研究を推進する。

CTAOは、素粒子物理学と天文学の間のギャップを埋めることで、破壊的な科学的進歩を可能にし、21世紀の科学を形作るマルチメッセンジャー天文学の新しい時代を促進する。この観測施設は、2020年代末までに稼働する予定である。

チェレンコフ望遠鏡アレイ観測所(CTAO)は、スペイン (ラ・パルマ島のロケ・デ・ロス・ムチャチョス天文台) とチリ (ESO のパラナル天文台) にある望遠鏡で構成され、イタリアに法的な本拠地、ドイツにデータ センターが置かれる。欧州研究インフラ・コンソーシアム(ERIC)に移行し、欧州の利益を目的とした研究インフラの設立と運営を促進する。

[DW編集局]