[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
科学・イノベーション・技術省(DSIT)、保健・社会福祉省(DHSC)、Merron政務次官、Vallance卿
元記事公開日:
2025/12/17
抄訳記事公開日:
2025/01/30

貿易の促進や対応の迅速化のための政府の迅速かつ正確な意思決定に資するAIの活用

New records detail how AI helps government make quick, accurate decisions to boost trade, speed up responses and more

本文:

(2024年12月17日付、科学・イノベーション・技術省(DSIT)、ビジネス・通商省、Peter Kyle大臣、Jonathan Reynolds大臣の標記発表の概要は以下のとおり)

本日公表された、アルゴリズム透明性記録標準(Algorithmic Transparency Recording Standard:ATRS)[編集局注:パブリックセクターがアルゴリズム・ツールを⽤いる際の情報の開⽰⽅法を定めた基準]による記録は、公共サービスが国民を支援し、迅速かつ正確な意思決定を行い、技術の活用を推進して、重要な政府サービスを改善し、未処理案件を削減するために使われているアルゴリズム・ツールが政府内でどのように機能しているかを示している。たとえば以下のはたらきが挙げられる。
・外務・英連邦・開発省は、英国人が海外で助けを必要とするときに、AIを使ってより迅速に情報を提供している。
・法務省は、国民が司法制度とどのように関わっているかについて、研究者がよりよく理解できるように、アルゴリズムを活用している。
・他の省庁では求人広告を改善するためにAIを活用している。
これは、DSITが政府の5つのミッション[編集局注:労働党政権は経済成長、クリーンエネルギー、国民保健サービス、治安の強化、機会の平等、の5分野への注力をミッションとして掲げている]のすべてを支援し、「改革計画(Plan for Change)」に基づく公共サービス改革を推進しながら、公共セクター全体での技術導入を促進し、公共サービスを改善するため、政府の新「デジタルセンター」となるべく活動を継続している中での発表である。
このほど公開された実績記録の中で、ビジネス・通商省は、どの企業が他国に商品を輸出するかを予測するアルゴリズム・ツールを使用して、経済成長を促進し、政府の「改革計画」を支援していることを明らかにした。

[DW編集局]