[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
欧州委員会(EC)
元記事公開日:
2025/01/13
抄訳記事公開日:
2025/02/04

ラトビアの水産養殖業にイノベーションをもたらす

Bringing innovation in Latvian aquaculture

本文:

(2025年1月13日付、欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり)

新たな水産養殖拠点が、イノベーションと持続可能な活動で、ラトビアの水産養殖セクターに革命をもたらしている。EUのファンディングを受けて、TOME水産養殖センターは、起業家に対して専門家による研修、スキル開発、アドバイザリーサービスを提供し、知識移転とセクター間の連携を促進している。同センターは、地域の中核拠点として、研究と産業の間の溝を埋め、環境的に持続可能なソリューションを実装しており、バルト海地域全体で大きな注目を集めている。

TOME水産養殖センターは、ラトビアの水産養殖研究開発の最前線に立つ、「食品安全・動物衛生・環境研究所(BIOR)」によって設立された。センターの建設は2023年末に完了し、最初の養殖業務は2024年5月に開始された。特にバルト海のサーモン、シートラウトのスモルト、パイクパーチ、その他の幼魚種の養殖、増養殖と再放流プログラムに実績のあるBIORの専門的な貢献が期待されている。

TOME水産養殖センターの長期目標は、専門的かつ革新的な水産養殖セクターを育成することである。このセンターは、EU加盟国の40か所の水産養殖場から100人を超える参加者が参加する国際研修セミナーや業界ワーキンググループを組織し、知識の交換と共同学習の機会を促進している。また、ラトビア生命科学技術大学とラトビア大学の約50人の学生を対象に、TOME水産養殖センターで年2回の講義と見学を開催している。

[DW編集局]