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国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
科学・イノベーション・技術省(DSIT)、首相官邸、Peter Kyle大臣、Keir Starmer首相、Rachel Reeves大臣
元記事公開日:
2025/01/12
抄訳記事公開日:
2025/02/04

首相、AIの進歩を加速させる青写真として「AI機会行動計画」を発表

Prime Minister sets out blueprint to turbocharge AI

本文:

(2025年1月12日に発表され13日に更新された、科学・イノベーション・技術省(DSIT)、首相官邸、Peter Kyle大臣、Keir Starmer首相、Rachel Reeves大臣による標記発表の概要は以下のとおり)

1月13日に更新された新たな計画により、10年間にわたる国家の再生を実現するために、英国全土で人工知能(AI)の活用が推進される。

前政権のアプローチから大きく変化し、首相は、マット・クリフォード(Matt Clifford)氏が示した画期的な「AI機会行動計画(AI Opportunities Action Plan)」における提言50項目すべてを推進することに同意することにより、英国政府の総力をあげてAI産業を支援する。

AIはすでに英国全土で使用されている。国中の病院でAIが使用され、言葉を話すことができない人の痛みのレベルを把握したり、乳がんをより早く診断したり、退院を早めたりするなど、より優れた、より迅速でスマートなケアを提供している。これはすでに、将来に適応したNHSを構築するという政府の任務達成に貢献している。

AI進歩の加速化は、英国がこの技術の可能性を活用し英国全土で1万3,250の雇用を生み出すために必要なAIインフラを構築するために英国に140億ポンドの投資を行うことを約束した3つの大手技術企業、Vantage Data Centres社、Nscale社、Kyndryl社とともにもたらされる。この投資額は、国際投資サミットで発表された250億ポンドのAI投資に加えての金額である。

標記計画には、英国をAI企業にとっての第一の投資先にするための取り組みが含まれている。これは、英国がこの業界の最前線に立ち、変化を受け入れる側ではなく変化を起こす側になるために極めて重要である。主な変更点は以下のとおりである。

▽プラニングの提案を加速してより多くのAIインフラを構築するために、新たなAI成長ゾーン(AI Growth Zones)を構築する。最初のゾーンはオックスフォードシャーのカルハムに建設される。
▽この新技術[AI技術]を完全に受け入れるために必要な処理能力を確保するために、公共の計算能力を20倍に増強する。
▽マット・クリフォード氏がAI機会に関する首相顧問(Prime Minister’s AI Opportunities Adviser)に任命され、首相官邸とDSITを跨ぐチームを結成してAIがもたらす機会を捉え、英国のこの上ない能力を構築する。
▽価値のある公共データを安全かつ確実に解放し、AI開発を支援するために、新しい国立データライブラリ(National Data Library)を創設する。
▽科学大臣とエネルギー大臣が議長を務めるAIエネルギー委員会(AI Energy Council)も設立し、エネルギー企業と協力して、技術開発の原動力となるエネルギーの需要と課題を把握する。

[DW編集局]