[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ工学アカデミー(acatech)
元記事公開日:
2025/01/13
抄訳記事公開日:
2025/02/05

ソブリンクラウドとAIインフラの実現に向けて

Zusammen für eine souveräne Cloud- und KI-Infrastruktur: Ein Vorschlag aus Unternehmen und Wissenschaft

本文:

(2025年1月13日付、ドイツ工学アカデミー(acatech)の標記発表の概要は以下のとおり)

今ほど包括的で強力、そして欧州の価値観に基づくソブリンクラウドと人工知能(AI)インフラが求められている時はない。acatechが主導した企業とアカデミアから構成されたタスクフォースが、そのための具体的な行動提案を公表した。

競争力のあるクラウドとAIインフラを提供するためには、具体的な需要に沿った一貫した戦略が必要であり、その戦略の実行には協力的な仕事の分担が求められる。そうなれば民間から必要な投資が行われることになる。

政府と国内産業は相互に信頼し、利用者の要としてしっかりした需要を創造することで、これを達成しなければならない。重要な応用のためのソブリンインフラの目標を実現するとともに、欧州全体のイニシアチブである”8ra”(データ処理の変革を目的とした欧州のマルチプロバイダー・クラウドエッジ コンソーシアム)を全面的に支援し、具体化していくべきである。

これらすべてを実現するためには、産官学の高レベルでの調整が必要である。すなわち、共同戦略・具現化プラットフォームとしての「ソブリンクラウドとAIインフラ」が必要となる。次期連邦政府にはこの件についての早急なとりまとめを期待する。

タスクフォースに参加した機関は次の通り。
・ドイツ工学アカデミー(調整担当)
・ドイツテレコム株式会社
・フラウンホーファー応用研究推進協会
・IONOS社
・SAP社
・Schwarz Digits社

「この方針を実現するのに必要な能力と決意はある。」とタスクフォースのメンバーは記している。「機会は訪れている。今が共同して行動すべき時だ」

[DW編集局]