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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ヘルムホルツ情報セキュリティ研究センター(CISPA)
- 元記事公開日:
- 2025/01/21
- 抄訳記事公開日:
- 2025/02/06
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新たな研究協力のアプローチ:CISPAがアフリカ憲章に署名
Für einen neuen kollaborativen Forschungsansatz: CISPA unterzeichnet Africa Charta
- 本文:
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(2025年1月21日付、ヘルムホルツ情報セキュリティ研究センター(CISPA)の標記発表の概要は以下のとおり)
CISPAの創設者兼CEOであるマイケル・バッケス(Michael Backes)教授が、アフリカ憲章に署名した。アフリカの大学が立ち上げたこの憲章は、アフリカと世界の他の地域の大学や研究センターとの間の変革的な研究協力を、対等な立場で、推進するための枠組みを提供する。CISPAは、アフリカ国外で憲章に署名した最初の研究センターである。これは、将来的に新たな共同研究や研究プロジェクトを立ち上げることを意図しているCISPAのアフリカ戦略の基盤となるものである。
2024年に発足したブリストル大学のペリヴォリ・アフリカ研究センター(PARC)が、ケープタウン大学、南アフリカ大学と共に運営・推進するアフリカ憲章は、アフリカの学者や研究機関が直面している構造的に不利な点を克服することを目的としている。憲章には、知的活動におけるアフリカとグローバル・ノースの間の既存の力の不均衡を永続させないために、研究協力をどのように構築すべきかに関する10の原則が含まれている。
アフリカの優れた研究を支援:
バッケス教授は、憲章に署名した動機について次のように述べた:「アフリカでの優れた研究を促進し、同僚が最高の条件で働くことが出来るように支援することは、心から願っていたことであり、アフリカ憲章に署名することで、この目標に一歩近づき、アフリカ戦略の基盤が形成されることになる」憲章の目標を達成するために協力する:
PARCのデレクターであるアボデリン(Isabella Aboderin)教授は、次のように説明した:「アフリカ国外で憲章宣言に署名した最初の研究センターとして、また戦略的な未来技術に専念する最初の機関として、CISPAが私たちに加わることは、非常に重要である。これはアフリカ憲章の戦略的重要性と、研究のあらゆる分野と地理的地域への潜在的な影響の象徴となるものであり、CISPAと協力して憲章の目標を達成し、ヨーロッパとアフリカの研究協力を強化できることをうれしく思っている」 [DW編集局]