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- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 欧州委員会(EC)
- 元記事公開日:
- 2024/12/28
- 抄訳記事公開日:
- 2025/02/07
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EU共通充電器規則:1つの充電器ですべてのデバイスに電力を供給
EU common charger rules: Power all your devices with a single charger
- 本文:
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(2024年12月28日付、欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり)
EUは携帯電話やその他のポータブル電子機器の充電ポートを標準化しており、EUで販売されるすべての新機器はUSB-C充電をサポートする必要がある。これにより、購入する必要がある充電器の数が減り、電子機器廃棄物を最小限に抑え、日常生活を簡素化できる。
共通充電器の利点は次のとおりである。
◇消費者の利便性向上
デバイスのブランドに関係なく、1つのUSB-C充電器で携帯電話やその他の同様の電子機器を充電できる。
◇電子廃棄物の削減
廃棄された未使用の充電器は、年間約11,000トンの電子廃棄物に相当する。新規則は充電器の再利用を奨励し、環境への影響の削減に役立つ。
◇費用の節約
充電器なしで新しい電子機器を購入できるようになる。消費者は新しい電子機器を購入する際に充電器の購入が不要になり、年間約2億5,000万ユーロを節約できる。
◇急速充電技術の調和
新規則により、互換性のあるどの充電器を使用しても、充電速度が同じになることが保証される。このEU共通充電器指令(EU’s Common Charger Directive)は2022年10月にEU理事会で採決され、規則は、2024年12月28日から、EUで販売される携帯電話、タブレット、デジタルカメラ、ヘッドフォン、ヘッドセット、ビデオゲーム機、ポータブルスピーカー、電子書籍リーダー、キーボード、マウス、ポータブルナビゲーション・システム、イヤホンに適用される。2026年4月28日からはノートパソコンにも適用される。
[DW編集局]