[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ研究振興協会(DFG)
元記事公開日:
2025/01/14
抄訳記事公開日:
2025/02/10

DFGがX(旧Twitter)から離脱

DFG verlässt Plattform X

本文:

(2025年1月14日付、ドイツ研究振興協会(DFG)の標記発表の概要は以下のとおり)

「DFGがX(旧Twitter)のサービスから離脱することは、フェイクニュース、それからソーシャルメディアと科学の悪用の拡大に反対する明確な合図である。」とベッカー(Katja Becker)DFG会長は発言し、次のように続ける。

「科学は民主的な社会における自由、コスモポリタニズム(世界主義)、寛容を大切にする。多様な価値観が交錯する場面では、ますますその統合力が大切となる。現在のXはそのためにも貢献するものと考えていた。しかし、マスク(Elon Musk)によるTwitter買収後のXは、科学的価値観からは遠ざかり、昨今の政治的行動はレッドラインを越えてしまった。DFGが最も支持し、取り組んでいる価値観への攻撃ともいえる。

DFGによる今回のX離脱はフェイクニュースの拡散への反対、ソーシャルメディアの政治的利用への明確な反対を示すものである。もちろんDFGはソーシャルメディアにおけるオープンで多様な意見形成には大きな関心を持っており、積極的に参加していく。例えばBlueskyやLinkedInのような他のメディアの活用を図っていく。Instagramを含めて、各メディアのガバナンスを注視していく。」

[DW編集局]