[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
欧州委員会(EC)
元記事公開日:
2025/01/27
抄訳記事公開日:
2025/02/19

欧州委員会は、研究管理強化のための新たな重要ツールとしてRM Compを発足

RM Comp, the New Key Tool to Strengthen Research Management in Europe

本文:

(2025年1月27日付、欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり)

欧州委員会は、研究管理者向けの「欧州能力枠組み(European Competence Framework)」であるRM Compを立ち上げた。この新しい取り組みは、EUがファンディングしているプロジェクトであるCARDEAおよびRM ROADMAPの下で開発されたもので、研究管理者が重要なスキルを開発し、キャリアの成長を促進し、欧州の基準に実務を合わせることを支援するために考案された。

RM Compは、効果的な研究管理に必要なコアスキルと能力を特定する。個人および機関のキャリア開発に対する構造化されたアプローチを提供し、ERA(欧州研究圏)全体にわたる役割に一貫した基準を提供する。

RM Compは、研究管理者の自己評価を可能にし、スキルギャップを明らかにし、専門能力開発に指針を与える。各機関は、この枠組みを採用慣行、トレーニング・プログラム、業績評価に組み込むことができ、ファンディング機関や政策立案者は、この枠組みを使用して能力開発とコラボレーションを促進することができる。

RM Compは主に次の3要素で構成される。

・認知能力、技術的熟練度、関係者の関与など、7つの能力領域。
・それぞれに学習成果が定義されている50の能力。
・基礎から専門まで、4つの習熟度レベルにわたる800の学習成果。

この柔軟な枠組みにより、研究管理者は、特定の強みやキャリア目標に焦点を当てながら、すべての能力領域にわたって成長することができる。

[DW編集局]