（2025年1月15日付、科学・イノベーション・技術省（DSIT）およびPeter Kyle大臣からの標記発表の概要は以下のとおり）

　昨年夏に新政権が発足して以来、英国の世界をリードするAIセクターには、1日平均2億ポンド（1時間平均830万ポンド以上）の民間投資が注ぎ込まれており、経済の基盤を修復するための「変革計画（Plan for Change）」を推進している。

　「AI機会行動計画（AI Opportunities Action Plan）」が発表されてからわずか48時間で、英国への140億ポンド以上の投資と数千の新規雇用が確認されており、世界中の企業が、英国が人工知能の機会を最大限に実現するための新たな青写真を支持している。

　これは今年初めの世界投資サミットで発表された英国のデータセンター・インフラへの250億ポンド相当の新規投資に続くもので、過去6か月間の総額は390億ポンドに達した。

　英国のAIインフラを強化する動きの一環として、米国のAIクラウドコンピューティング企業であるCoreWeave社が、最先端のNVIDIA技術を使用して英国のコンピューティング能力の増強に着手した。これは政府の新たなAIビジョンの重要な柱であり、同社は、クローリーとロンドン・ドックランズのデータ​​センター・サイトを英国発の拠点とし、専用のクラウド・プラットフォームを通じて最先端のプロセッサを提供することで、新しいコンピューティング・プラットフォームを展開している。

　英国企業が規模を拡大し、AIリーダーになるための適切な基盤を整えることも、政府が示した新たな青写真の中心となっている。ロンドンを拠点とする、AI生成ビデオコンテンツ向けソフトウェアの市場リーダーであるSynthesia社は、資金調達ラウンドを成功させ、同社の価値は21億ドルにまで膨れ上がっている。

[DW編集局]