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- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 欧州委員会(EC)
- 元記事公開日:
- 2025/02/07
- 抄訳記事公開日:
- 2025/02/28
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2022-24年ERA政策アジェンダの終了と主な進展
- 本文:
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(2025年2月7日付、欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり)
2021年に欧州研究圏(ERA)が刷新された後、最初のERA政策アジェンダは、オープンサイエンスの原則の推進や研究評価の改革などのテーマでの進展に向けた取り組みの調整を目的とした3年間のロードマップとして機能した。研究・イノベーション(R&I)に関する協定の共同施策の優先分野を、具体的な活動や成果に転換するものであり、研究・イノベーション分野におけるEU諸国の協力に関する長期ビジョンに資するものである。2025年前半には、第2次ERA政策アジェンダ2025-27の採択が予定されている。
ERAフォーラムとそのサブグループは、欧州委員会、欧州諸国、利害関係機関を結集し、ERA施策の実施を調整する共創組織として成功を収めるなど、過去3年間で大きな進展があった。他に注目すべき施策として次のものがある。・研究キャリアの強化
欧州において研究者のコンピテンスを支援する枠組みであるResearchCompは、学術界内外でのキャリア開発を促進するために、7領域にわたる38の主要コンピテンスを特定することにより、研究者が横断的なスキルを評価および強化できるように支援している。
・欧州の主要産業エコシステムのグリーン/デジタル移行を加速
産業技術ロードマップの採用は、戦略的協調の促進、持続可能な技術開発の促進、重要技術の特定による戦略的自立性の構築、官民投資の動員により、主要技術分野における欧州の産業リーダーシップを強化する。企業は、技術インフラへのアクセスが容易になり、より強力なイノベーターとしてより迅速に市場参入できるようになる。
・ERAモニタリングシステムの確立
ERA政策プラットフォームには、ERA政策に関連するすべての情報が含まれており、エビデンスに基づいた政策立案に役立つ。これには、EUレベルおよび国別の報告、進捗指標、ニュース、イベントが含まれる。 [DW編集局]