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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 鉱山修復庁(MRA)
- 元記事公開日:
- 2025/01/15
- 抄訳記事公開日:
- 2025/03/03
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画期的な坑水熱リビングラボが始動
New ground-breaking mine water heat Living Laboratory launched
- 本文:
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(2025年1月15日付、鉱山修復庁(Mineral Remediation Authority:MRA)の標記発表の概要は以下のとおり)
MRAは、坑水熱技術の可能性を拡大し、英国をネットゼロに向けて前進させることを目的に設計された先駆的な研究イニシアチブである、革新的な「ゲイツヘッド坑水熱リビングラボ(Gateshead mine water heat Living Laboratory)」の立ち上げを発表した。
本プロジェクトは、持続可能な熱研究における重要なマイルストーンであり、稼働中の坑水の熱に関する計画において熱および水文地質学的挙動を研究できる世界で唯一の場を提供する。
イングランド北東部に位置するリビングラボは、3つの坑水熱利用施設の近くにある。これには、Gateshead Energy社の鉱山水熱ネットワーク(同種のものとしては英国最大、欧州でも最大級)や、近くにあるLanchester Wines倉庫での民間資金による先駆的な計画も含まれる。このリビングラボは、タイン・アンド・ウィアのウォーカー鉱山ブロック内の、坑水の熱に関する複数の計画間の熱および水文地質学的挙動を研究できるユニークな研究環境として機能する。
ゲイツヘッド評議会の支援を受け、その地域内で作業を行うこととなったこのプロジェクトでは、4つのボーリング井戸を掘削し、最先端の監視装置を設置して重要なデータを収集した。生成されたデータは、英国地質調査所(BGS)がグラスゴーに開発した坑水エネルギー観測所で進行中の研究を補完することになる。これは、浅層地熱と地下熱エネルギー貯蔵の研究・イノベーションに向けた2つの大規模施設で構成される、英国地熱エネルギー観測所プロジェクトの一部である。
[DW編集局]