（2025年1月16日付、英国・エネルギー安全保障・ネットゼロ省（DESNZ）、Kerry McCarthy議員、Ed Miliband大臣による標記発表の概要は以下のとおり）

　政府の「変革計画（Plan for Change）」の一環として経済成長の促進に貢献すべく、最先端の核融合エネルギーを開発する研究者らが記録的な4億1,000万ポンドの投資を受けることが発表され、無限のクリーンエネルギーに基づく未来が現実に一歩近づいた。

　このファンディングは、科学者、エンジニア、溶接工、プログラムマネジャーが最先端の産業に参入するために必要なスキルに投資することで、2025年から2026年にかけての英国の核融合エネルギーセクターの急速な発展を支援する。核融合はすでに英国で数千の雇用を支えており、技術の進歩に伴いさらに数千の雇用が創出される見込みである。

　英国原子力公社（UK Atomic Energy Authority：UKAEA）の子会社である英国産業核融合ソリューションズ（UK Industrial Fusion Solutions：UKIFS）は、ノッティンガムシャーに世界をリードする核融合発電所の建設を支援し、英国に新たなクリーンエネルギー産業を展開するために、産業界トップクラスの5企業を最終候補に選んだ。これらの企業はUKIFSと詳細な議論を進め、2025年末か2026年初頭までに、建設パートナー1件およびエンジニアリングパートナー1件が選定され、投資を受けることになる予定である。

[DW編集局]