[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
科学・イノベーション・技術省(DSIT)、保健・社会福祉省(DHSC)、Feryal Clark議員、Stephen Kinnock大臣
元記事公開日:
2025/01/28
抄訳記事公開日:
2025/03/07

冷蔵庫やケトルに搭載されたAIセンサーが、弱者の自立した生活を支援する

AI sensors on fridges and kettles helping vulnerable people to live independently

本文:

(2025年1月28日付、科学・イノベーション・技術省(DSIT)、保健・社会福祉省(DHSC)、Feryal Clark議員、Stephen Kinnock大臣からの標記発表の概要は以下のとおり)

地方自治体は、AIの役割に着目して、この革命的な技術を英国全土に普及させ、「変革計画」を加速させ、国家再生の10年を実現しようとしている。DSITが発表した最近のデータによると、地方自治体は時間を無駄にすることなく公共部門の力をAIに注ぎ込み、働く人々のためにAIを活用するために新たな革新的な方法を探っていることが示されている。
この結果から、AIが、年金受給者が転倒した時期を特定したり、家賃滞納を防いだり、屋根裏の断熱材が必要な住宅を特定したり、人々に大型のゴミ箱を提供したり、そして、人々の仕事を奪うのではなく、社会福祉の仕事を見つける手助けをしたりするために、活用されていることが分かる。
この記録の公開は、DSIT大臣が、公共部門による技術を活用した公共サービス変革を、どのように支援するかについての青写真を示し、生産性向上による潜在的な節約額を450億ポンドにする目標を示したことを受けて行われた。
この計画では、人々が何十もの組織に同じことを伝える必要がなくなるよう、DSITに設置された新しいチームが、障壁を乗り越え、地方自治体が提供するサービスを含む、公共サービスを統合させる。チームはまず、NHS、雇用年金省(DWP)、地方自治体などの組織全体で、長期の健康状態に悩む人々が利用しているサービスを調べることから始める。
その他での取り組みの例として、AI対応の冷蔵庫センサーやネット接続型のケトルがあり、ロンドンのサットン区が活用する技術により、健康状態の悪化や、最終的には転倒につながる可能性のある脆弱な人々の日常生活の変化を検出するために使用されている。

[DW編集局]